初体験の雪上車。
生まれた初めて雪上車に乗った。。
なんでも南極の昭和基地にある雪上車と同じらしい。
そう、オイラは初物が大好きなのだ。
初めて行く場所。初めて見る物。初めて食べるもの。
初めて体験すること。なぜかこの初物に、ドキドキしてしまう。
私だけではなく、男は、みんなそうだろう。きっと。。
そうなのだ。2/8・9・10と愛する妻M子と、標高2036mの山の頂上のホテルに来ている。。
王ケ頭ホテルというところに来ているのだ。。
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松本駅から、車で75分。ホテルは山頂の、国定公園なので、一般車両は入れない。
迎えのマイクロバスに乗車し、雪の山道をひたすら走るのだ。
途中チェーンを巻き、アイスバーンになっている山道をひた走る。。
運転手さんは、少し頭の禿げあがった感じに、スポーツサングラスをかけ、かっこをつけている。
この運転手さんが、狭いアイスバーンの山道を飛ばすのだ。運転手さんは毎日慣れているので良いのだろうが
乗っている私たちは、ハラハラドキドキ。。チェーンのはいた後輪をぐ~んと滑らせながら、進んでいく。
すぐ横は崖なのだ。そんななか、おかまいなしで、バッシャンっ!!どんっ!
ぐるるる・・・・と音をあげながらマイクロバスは進んでいく。
途中、雪山の中からは、天然記念物のカモシカ君、鹿の親子が顔をのぞかせ、こちらを見ている。
こんな山奥に、何しに来たんだと言わんばかりだ。。
私は心の奥で、小さな声で、鹿君ごめんとつぶやいた。。
鹿君もいいよっ。。道中気をつけてなっ!と言い返した気がした。
そうこう、くだらないことを考えているとホテルについた。
そこはマイナス10度の世界だ。。う~さみぃ ていじろう。。
ホテルの部屋からも、お風呂からも、食堂からも、絶景の山々を望むことができる。。
山の頂上なので、御来光(朝日)と夕日が両方楽しめるのだ。。
う~んきれいだな。。ほんめにきれいだ。。
部屋の中は温かなのだが、外は極寒。。部屋の中でも、窓の隅は氷がへばりついている。
冬の山の自然は、美しくもあり、そして厳しい。。
お前ら、油断してるとやっつけちゃうぞ!!いいなっ。。と脅してくる。
ガルルルルル・・・・と乾いたエンジンをとどろかせ、黒煙を吐きながら雪上車は進む。。
雪上車には、ハンドルはなく、レバーで片方のキャタピラーのスピードを上げたり下げたりして、
右に曲がったり、左に曲がったりして進むのだ。
そのキャタピラは雪がかたまり凍ったアイスバーンをしっかりとらえて進んでいく。
ばっは~ン。。がりがり。。と音を立てながら進む。決して乗り心地の良いものではない。
しかしながら、何とも力強いのだ。。雪の山道のなんのその。。
やはりここでも、男心をくすぐるのだ。。
あ~ほんめに楽しかった。。今回も、なかなか楽しい旅でした。
皆さん。忙しいのに悪いね~。